3年生になって、みんなとクラスが バラバラになってしまった中で、 実果ちゃんと、千里と堤くんは同じクラスになった。 実果ちゃんに至っては 3年間連続で同じクラス。 すごい運だよね……! 「おはよう!冴島さん、加島さん。」 「あ、堤くんっ!おはよう!」 「おはよう」 堤くんがあたしたちの元に来て挨拶をしたあと、 自分の席へ戻っていった。 そしてしばらくしてから 千里が教室に入ってきて いきなりあたしの頭をクシャっと撫でた。