………あたし何やってんだろ……
家を飛び出してしばらく走り続けていたら、
気持ちが落ち着き、
そんなことを思った。
「……はぁ……」
たまたま通りかかったところに、
公園があった。
あたしは公園に入りベンチに座った。
「千里に自分の言いたいこと押し付けて…
逃げて……ほんと何やってんの……あたし。」
そんなふうに思っていると、
あたしの目に涙が浮かび、
視界がぼやけた。
「……っ……くっ…………」
あたしがああ言ったのは、
本当に寂しかったから。
千里が離れちゃうのが
嫌だったから…………
それを伝えればよかったのに、
言わずに全部千里が悪いみたいに言っちゃって………



