洗濯物を取り入れ、たたみ、 千里の服を部屋へ持っていった。 「勝手に入るよ〜」 そう誰もいない部屋に向かって 声をかけて中に入った。 「……へ……?」 電気をつけた時に、目についた、 千里の大学の資料に あたしは目を疑ってしまった…… 「……ど、どういうこと……?」 「勝手にみんなよ」 「あ、ご、ごめん………」 資料を手に取り見ているときに、 後ろから千里に話しかけられて 肩がびくっと震えた。