一発目の大きな花火が上がった。




「……んっ」




それと同時にあたしの唇は千里によって塞がれていた。




「………っちゅ………」



「んんっ!」




あたしたちは花火を背景に深いキスをした。



………長く長く……


熱いキス。





「………愛してる。望未」






その言葉共に、後夜祭の花火は幕を閉じた。