「……っあ、あー千里は回んなくていいの?
昨日約束してたじゃん?
那月くんとか、拓海とか堤くんとかと…」



「…いいんだよ。今俺はお前と2人で、ここに居たい。」



と、目を逸らしながら言う千里は
すごく真っ赤な顔をしていた。



ドキッ!


あたしは不意な彼の言葉に胸が跳ね上がった。


一生懸命、文化祭の準備をしたから楽しみたい

と思っていたけど、
千里とこの空間にいることが
凄く楽しく感じられて、




文化祭に出なくてもいいやなんて思ってしまう……