そして、長い授業も終わり、 お昼休み。 「じゃあ、頑張って!」 とあたしは由佳ちゃんの背中を押した。 由佳ちゃんは少し緊張した顔をしていたけれど、 すぐ笑顔になり、うんと縦に首を振った。 「……のーんちゃんっ!」 わあ!とでも言いたげに あたしを脅かした実果ちゃん。 「どうしたの?」 と少し首を傾げてあたしに尋ねる。 あたしはううんと首を左右に振って、 お弁当を食べようと進めた。