あたしのところに来た、
千里のホントの理由を知ってから
1週間が経ち週末。



あたしは朝、実家に帰った。



「…あ、望未さん。」



家の前で声をかけてきたのは友哉。



「……お久しぶりです」


「久しぶり。」


「お母さん呼んできます。」


「うん。ありがとう」


そう言って友哉は家に入った。


まだ、他人行儀だね…
友哉は………


「あらいらっしゃい!のん!」


「ねぇ、お母さん。どうして話してくれなかったの?
千里のこと。」



あたしがそう聞いてもお母さんは
冷静だった。



「千里くん、話したのね?
のんに……」



「ねぇ、お母さん、千里のお母さんと
仲良かったよね?千里に会わせたい。」