さっきテレビをみて決めたラーメンを 2人分作り千里が座っているあたしの部屋に持っていった。 「…はい。」 「ラーメン…」 「…嫌だった?」 「お前、覚えてたのか?俺の好きな食べ物!」 千里の顔はパァーッと明るくなる。 そうだっけ? 千里、ラーメン好きだったっけ? 「いただきまーす!うわうめ!」 ガツガツと男らしく食べ始めた千里。 あたしはそんな千里を見て 自然と笑顔がこぼれた。