でも、またそんな話をする時が来たら
「それでもいいよっ」って言ってあげようかな？
そう思っていると、
突然頭に少し重くて暖かい感触が……
「…何考えてんだよ？」
「ふぇ？」
「……俺と居る時は俺のことだけ考えてろよ
俺はお前の事しか考えてねえよ……」
………っ！
そんな台詞をさらっと………！！
「…べ、別に何にも考えてないよっ！
た、楽しいなってお、思ってただけだもん…」
「…楽しいって思ってんなら
俺にも教えてよ。俺もお前と同じ事思いたい」
……千里……
「う、うん…ごめん…
じゃあ言うっ…！
“あたし今日はとっても楽しいっ！”
千里は………？」
あたしは素直に千里の言ったことをのみ込み、
自分が思うことを伝えた。
