「………ぷはぁ………」



く、苦しかったあっ!



「あっ!」


「おっと〜大丈夫か?」


やっとキスが終わったと思い、

千里から離れた時
あたしの足は言うことを聞かなくなった。


そしてフラッとなったあたしの体を
支えてくれた千里。



「そんな良かったか?」


「よ、良くない、わよ……」



ま、まぁ、少しだけ、
よ、良かったかな………?



「よーし、戻るかーどうせ反省会とかあんだろ?
体育委員ってさー」


そう言ってあたしをお姫様だっこをして、
歩き始めた千里。