「あ、あったよ!千里っ」 そう言って千里の方を向いた時…… ガタガタとタスキの箱が乗っている棚が動いて、 乗せている荷物があたしの上に降ってきた……! 「きゃっ……!!」 ……………った…くない…? 「…わっ!千里っ!大丈夫…?」 あたしの上に被さるように乗っていた千里。 ま、守ってくれた……の…? 「…っだ、大丈夫か…?望未」 「…千里っ…大丈夫……ごめん…」 ―――ガラッ! え! 「大丈夫か!?」