バイトもクラブもしてないあたしは いつも通り教室に1人とり残される。 千里は今頃陸上行ったかな?? やっぱり、あたしの頭は千里のことでいっぱい。 「あたし、千里のことばっか考えてる……」 「……っ」 「きゃっ!」 突然、誰かが座っているあたしの腕を グイッと引っ張った。 あたしはバランスを崩しその人に支えられた。 「…やっぱり、僕は君が好きだよ。」 ………この声! 堤くんっ!!