「ここだよ!」 「ありがとう」 「ううん。じゃああたし、教室行くね」 那月くんを職員室に無事送り届け、 教室に足を進めたあたし。 階段を上がろうと曲がった時 前に人が居てびっくりした。 「うわっ」 「あ、ごめん……って望未か」 「せ、千里……」 「じゃ…」 千里はあたしの横を通り、 どこかに行ってしまった。 …千里…まだ怒ってるんだよね… 甘いキスしなきゃダメかな…… それもあたしから………