「僕は750円くらいだったかな?」 と堤くんが。 みんな結構買ってくれてるのね。 なんて思いながら自分が用意したプレゼントを 膝に乗せてギュッと握り締める。 「お待たせ〜」 と実果ちゃんと由佳ちゃんがトイレから戻ってきた。 「なんの話??」 2人が戻ってくれてあたしは安堵のため息をこぼす。 もちろん誰にも分からないように。 「プレゼントの値段の話ー」 と拓海が答える。 「あ、由佳は、800円だよ!」 「わ、私も800円だよ?」 2人が答えた瞬間にみんな自然にプレゼントを出す。