キミの知らないこと。

「全く最後まで嫌な思いでしかできなそうだよ」
わたしが苦笑いしていると律は

律『おじいちゃんとおばあちゃんはどんな人なの?』
と聞いてきた。

「おじいちゃんもおばあちゃんもとっても優しい人なの、わたしがお母さんとかに酷いこと言われたら、すぐ怒るし、慰めてくれるの。
だから、夏休みとかはずっとお泊りしてたの。」

律『へぇーよかったーー』

「それにね、いつもわたししか泊まりにいかなかったから、向こうの人はわたしのこと美雪ちゃん達と比べないの!」