夜姫-Lie girl-上





「…とりあえず、これ以上あたしが教室を抜けてると駄目だからあたしは教室に帰るわ。

また、夜に」

「「「「「あぁ(うん)」」」」」




少し長居しすぎたあたしは周りを見ずに、座らせられていた燈磨の足の間から立ち上がり、言う。



その言葉への皆の返事をBGMに部屋を出る。



…さて、この息苦しい学校が終わるのを待たなきゃね。



そして学校が終わったら、






やっとあたしの時間。