君が笑う理由


「俺はお前に教えることはない」

「は?なに急に」

「バスケやってた時も思った。水野は感が鋭いほうだって」

「…だから?」

「だからってお前には教えない」





イラっとし始める俺




「あいつ、水城はみんなに隠してんだろ?怪我のこととか」

「…………」

「右手だろ?なんとなくだけど」

「それがなに?」

「助けてやろうとか思わなかったのかって!あいつはいつもヘラヘラ気にしないで笑ってるけど、本当は真面目で努力家なんだろ!?」

「………」

「見るからに付き合い長そうだし…助けてやろうとか思わねぇのかって!!」








桐沢の目が変わった






冷めたように
けど威嚇ハンパない目つき





「水野……なに言ってんの?」





物凄い冷たい声が振ってきた