君が笑う理由


文化祭まであと2日




「なあー康太」

「ん?なに??」

「水城ってさ」

「….っえ?え!?」




なんで、そんなに驚く?




「みっみま水城ちゃんがどっどどどうしたの?」

「……なに焦ってんの?」

「焦ってないよ!驚いてんだよ!!!」

「なぜ???」



康太が目を見開き俺をずっと見る


看板作りをするために
俺と康太は色塗りとやらを
やっていたが



ふっと俺が言った言葉に驚いていた




「だだって!最近はるどうしたの!?」

「は?普通だけど」

「最近水城ちゃんの話はるの口からよく聞くからさ!もう普通なの??」




ああ~なるほど





「いや、ちょっと気になって」

「きききっ気になる!?!?」



確かにあいつのことは
好きではないが(人として)




「あいつに対して違和感がありすぎる」

「いっ違和感???」




?で頭いっぱいだなコイツ




文化祭の準備で各自
役目を見つけ作業しているが



水城は1人で作業をしている



いつもクラスの中心になって
騒いでいるあいつが
何故もさくさ1人でやっている?



誰かとケンカした訳でもなく




それにお昼



弁当か買ってきた何かを
食べるのが普通だが



俺だけか?気になったの
スプーンかフォークを使う


箸を使ったところを
見たことがない


それか袋に入ったパンを食べてる




物を触る時、持つ時






全部左手





あいつは右利きのはず





あの時からの違和感






あいつに






水城には何かある




何かを隠している







たぶん唯一それを知っているのは
俺が知る限り1人






桐沢 秋冬だけだ