たかし 「私は、人の運命を変えられる。あなたは、私に会わなければ、三日以内に殺されていた。しかし、私があなたの運命を変えましょう。もう、大丈夫。心配はいりませんよ。お帰り下さい。」
高野 「ありがとうございました。いくらお支払いすればよろしいですか。」
たかし 「それじゃ500円。」
高野 「500円でよろしいのですか。」
たかし 「500円ですよ。」
高野 「ありがとうございます。」と高野が帰る。あきらがたかしの方に歩いてくる。
あきら 「また、やっかいな仕事を背負ちゃいましたね。」
たかし 「まー大した事じゃない。」
「とんとん」と誰かが戸を叩く。
あきら 「はい。」と戸を開ける。
女の人「あの、占って欲しいんですけど。」
あきら 「あいにくうちは、予約制で一年まちだよ。予約していく。」
たかしがその女の人を見て、ハッと驚く。その女の人は、キッサテンの店員のゆうこだった。
たかし 「どうぞ。」
あきら 「え、いいんですか。」と驚く。
たかし 「入ってもらって。」
あきら 「どうぞこちらへ。」とゆうこを中に案内する。
ゆうこ 「え、あなたが。」とたかしを見て驚く。
たかし 「いや、ここで会うとは思わなかったよ。」
あきら 「知っているのですか。」
たかし 「いや、ちょっとね。」
    「さーどうぞ座って。」
ゆうこ 「はい。」と座る。
たかし 「さー、何を占って欲しい。」
ゆうこ 「私は好きな人も、恋人もいないし、将来結婚できるのかなと。」
たかし 「わかりました。」と言い、水晶を見る。たかしは、それを見て驚き「え。」と声を上げる。
ゆうこ 「大丈夫ですか。」
たかし 「大丈夫。」と言い、もう一度水晶を見る。そこには、たかしとゆうこが結婚服を着た二人が写っていた。