高い打点から放たれる ボールはネットを揺らすことなく まるでリングに吸い込まれていくように シュートされた。 完璧なシュートに私はただそのボールの軌跡を目で追うことしかできなかった。 ボールの音が消える 気が付いてふと男子の方を見ると 相手も私のことを見ていた。