「じゃあ、はい。高校から出されてる宿題ね。」

「あ、うん。ありがとう。」

マチのしっかりしたトートバックに

詰められていた宿題たち。

一冊一冊は薄いけど、教科別になってるから

量としてはかなりある。


「多いなぁ…。」

思わずため息がでてしまう。

「まぁ、できるとこまで頑張りなさいな。」

「うん…。」