狼との恋

油小路
左之助「うぉぉぉ!」
原田は槍を振り回し敵をなぎ倒しながら進んでいた。
そのころ後ろの永倉は藤堂と対峙していた。
平助「ダメだろ。新八っつぁん 動かねぇと。死んじまうぜ?」
新八「死んでねぇだろ?」
平助「あーあ。相変わらず殺って良しには手加減無しだな。新八っつぁんは。ここいら担当は全滅だわ」
新八「全滅じゃねぇよ。まだ1人 お前がいる」
刀を構えて永倉は言った。
平助「まぁそうだな。俺は全滅させられてもかまわねぇ。ただな左之たち助けてからにしてくれ。あっち今囲まれてて本格的にヤバイんだ。新八っつぁんと左之さんは別れちゃダメだったんだよ。オレら元から2人を離すつもりで計画立てたんだから。急がねぇとマジでヤバイ。
安全な裏道教えてやるよ。行こうぜ」
藤堂は歩き出そうとした。
しかし
新八「俺がお前を信用すると思ってんのか?」
永倉はこう言った。
平助「別に。新八っつぁんが好きな方でいいさ」
新八「ウソだよ。オレはお前を信じる」
平助「新八っつぁんならそう言うと思った。行こうぜ」
2人は歩き出した。