狼との恋

屯所
傭兵「いいのか?中始めちまって?」
傭兵「いいんじゃねぇか。今のうちに中の奴ら全滅させようぜ!」
傭兵「それもそうだな!」
外の混乱に乗じて中にも傭兵たちが入ってきた。
しかし廊下の先に
総司「ゴホッゴホッゴホッケホッゴフッゴフッゴホッ」
刀を持った沖田がいた。
傭兵「標的発見」
総司「ゴホッゲホォッゲホォッケホッ」
傭兵「おうおう可哀想に。苦しそうだねぇ。今楽にしてやるよ!」
総司「汚い。汚い。汚い」
沖田は自分の手についた吐いた血を着ていた着物にすりつけ三段突きをくりだし傭兵を斬った。
傭兵「ひぃぃ!」
傭兵「あれ沖田総司じゃねぇのか!」
傭兵「死に損ないの分際で!」
向かってくる傭兵を更に斬った。
総司「ゲホォッ!」
血を吐きながらも殺気のこもった目で傭兵を見つめた。
傭兵「化物!」
傭兵「逃げろぉ!」
傭兵たちは逃げ出した。しかしその先には
烝「逃がさへん!」
手にくないを持った山崎がいた。
片付いた廊下を沖田はふらつきながら進んでいく。
烝「沖田さん いけません」
総司「放してくれかいかな?恋や土方さんを助けに行かないと」
烝「ダメや 恋に言われとる。無理やりでもいいから止めろってな。血ぃもあんなに吐いとるんや。そないな体でなにができる?」
総司「それでも僕は!助けにいかないと!」
烝「沖田さん すまん」
総司「!?」
山崎は医術も習得していたため沖田の首に麻酔バリを刺した。
烝「恋の気持ち考ええや。恋はな一日でも長う貴方には生きて息をしていてほしいんや」
烝は沖田をおんぶしその場を離れた。