狼との恋

屯所
総司「ゲホォッゴホッゴホッケホッ
ゴホッゴフッゴフッゴホッ」
恋「総司!?しっかり…!!」
総司「あ〜あ 出ちゃった…」
手についた血を見て沖田は言った。
恋「今お白湯持ってくるね」
総司「来る…」
恋「え?」
山崎がかけこんで来た。
烝「恋!沖田さん!火矢を射かけられた!中央の部屋に移動しろとの副長の命や!」
総司「ゴホッゴホッ」
烝「沖田さん!?」
沖田のまわりの血をみて山崎が声を上げた。
恋「血を吐いたばかりなの」
烝「なんやて!?立てますか?沖田さん」
山崎が沖田に声をかけた。
総司「奇襲…。ゴホッ伊藤さんの仇討ちに来たゴホッ?」
烝「いやそう考えるには様子がおかしいんや。異常な人数の傭兵たちが屯所を包囲してる。計画的な襲撃やと副長は言うてる。とりあえず行くで?」
山崎は沖田を支え歩き出した。恋も後に続いた。