屯所に戻った恋は近藤の部屋へ向かった。近藤に山南の最期を聞こうとおもったのだ。部屋には近藤と土方しかいなかった。
勇「恋 明里さんは…」
恋「さきほど…帰られました」
勇「そうか…」
恋「あの…山南さんの最期を…聞かせてもらえますか?」
恋がそう言うと近藤が涙ながらに
勇「立派な最期だった…」
と言い土方も
歳三「幕府の奴らにはとうていできねぇよ」
と言った。
恋「そうですか…。あの…総司は…?」
2人でさえこんなに落ち込んでいる だったら山南の介錯をした沖田はもっと辛いはずだ。
勇「総司か…。1人にしてくださいって言って部屋に戻った」
歳三「恋 様子見に行ってやってくれねぇか?」
勇「俺からも頼む。あいつ顔色悪かったからな」
恋「分かりました」
恋は近藤の部屋を出て沖田の部屋に
向かった。すると
総司「コホッコホッ」
咳の音が響いていた。
恋「総司?」
総司「コホッコホッ」
咳のせいか返事ができないようだ。
恋「入るよ?」
部屋に入ると
総司「来る…な…。恋…来ちゃ…ダ…メ
ゴホッゴホッゲホッゲホッゲホッ」
沖田が苦しそうに咳をし大量に血を吐いた。
恋「総司!」
恋は慌てて沖田を支えた。
恋「しっかりして!総司!」
総司「来ちゃ…ダメって…言ったのに
…」
恋「すごい熱!布団入ろう 水持って来るから!兄上と土方さんも連れてこなきゃ!」
総司「大丈夫…。恋…側に…いて…?」
沖田は熱にうなされながら恋に
語りかけていた。恋は泣いていた。
恋「側にいるから!とにかく今は…
兄上!土方さん!総司が…総司が
死んじゃう!お願い!早く来て〜〜〜!」
恋の叫びに幹部全員が沖田の部屋に来た。
全員「恋!総司!」
歳三「平助!山崎呼んで来い!早く!」
平助「分かった!」
歳三「左之助と新八は総司を布団へ!
オレと近藤さんで恋を落ち着かせる!」
左之助・新八「おぅ!」
土方が幹部たちそれぞれに指示を出し
パニックを起こしている恋に近づいた。
近藤は呆然としていて恋を落ち着かせるどころでは無かった。
恋「総司…血…口から…いっぱい…血が…うわぁぁぁぁぁ!」
恋は我を忘れ泣き叫んでいた。
歳三「恋!」
そんな恋を土方が抱きしめた。
歳三「落ち着け!」
恋「咳き込んでて…部屋の中に入ったら
…総司の口から…血が…」
歳三「分かった!もういい!分かったから!落ち着け!山崎呼んだ 大丈夫だから!」
しばらくしてようやく恋は落ち着いた
恋「土方さん…総司どこですか?側にいてって言われたんです いてあげなきゃ」
歳三「そこにいる。行ってやれ」
恋「はい…。総司…」
恋は土方に支えられ沖田の側に行った。
沖田は布団に寝かされ藤堂に連れて来られた山崎に治療されていた。
総司「ハァ…ハァ…ハァ…恋…どこ…?」
沖田は熱のせいで目がくらみ恋のことが見えていなかった。
恋「ここにいるよ」
恋はそっと沖田の手を握った。すると
沖田は恋だけ聞こえるように
総司「恋…僕は…君が…好きだよ…。
でも…土方さんが…恋のこと好きだから…諦めようとした。でも…諦められないよ…諦めようとすれば…するほど…君への愛しさが…溢れて…止まらなくて…」
と自分が隠し続けていた思いを伝えた。
恋「総司…」
恋がつぶやくと恋を支えていた土方が
歳三「総司 オレが恋のことを諦めてやる
だからお前が幸せにしてやれ」
と言った。
総司「土方さん…」
恋「総司 私も総司が好きだよ。これからは2人で生きて行こう」
歳三「そうだぞ?やっと思いを伝えられたんだ。今は寝て元気になれ」
恋と土方がそう言うと沖田は安心したのかそのまま寝息を立て始めた。
勇「恋 明里さんは…」
恋「さきほど…帰られました」
勇「そうか…」
恋「あの…山南さんの最期を…聞かせてもらえますか?」
恋がそう言うと近藤が涙ながらに
勇「立派な最期だった…」
と言い土方も
歳三「幕府の奴らにはとうていできねぇよ」
と言った。
恋「そうですか…。あの…総司は…?」
2人でさえこんなに落ち込んでいる だったら山南の介錯をした沖田はもっと辛いはずだ。
勇「総司か…。1人にしてくださいって言って部屋に戻った」
歳三「恋 様子見に行ってやってくれねぇか?」
勇「俺からも頼む。あいつ顔色悪かったからな」
恋「分かりました」
恋は近藤の部屋を出て沖田の部屋に
向かった。すると
総司「コホッコホッ」
咳の音が響いていた。
恋「総司?」
総司「コホッコホッ」
咳のせいか返事ができないようだ。
恋「入るよ?」
部屋に入ると
総司「来る…な…。恋…来ちゃ…ダ…メ
ゴホッゴホッゲホッゲホッゲホッ」
沖田が苦しそうに咳をし大量に血を吐いた。
恋「総司!」
恋は慌てて沖田を支えた。
恋「しっかりして!総司!」
総司「来ちゃ…ダメって…言ったのに
…」
恋「すごい熱!布団入ろう 水持って来るから!兄上と土方さんも連れてこなきゃ!」
総司「大丈夫…。恋…側に…いて…?」
沖田は熱にうなされながら恋に
語りかけていた。恋は泣いていた。
恋「側にいるから!とにかく今は…
兄上!土方さん!総司が…総司が
死んじゃう!お願い!早く来て〜〜〜!」
恋の叫びに幹部全員が沖田の部屋に来た。
全員「恋!総司!」
歳三「平助!山崎呼んで来い!早く!」
平助「分かった!」
歳三「左之助と新八は総司を布団へ!
オレと近藤さんで恋を落ち着かせる!」
左之助・新八「おぅ!」
土方が幹部たちそれぞれに指示を出し
パニックを起こしている恋に近づいた。
近藤は呆然としていて恋を落ち着かせるどころでは無かった。
恋「総司…血…口から…いっぱい…血が…うわぁぁぁぁぁ!」
恋は我を忘れ泣き叫んでいた。
歳三「恋!」
そんな恋を土方が抱きしめた。
歳三「落ち着け!」
恋「咳き込んでて…部屋の中に入ったら
…総司の口から…血が…」
歳三「分かった!もういい!分かったから!落ち着け!山崎呼んだ 大丈夫だから!」
しばらくしてようやく恋は落ち着いた
恋「土方さん…総司どこですか?側にいてって言われたんです いてあげなきゃ」
歳三「そこにいる。行ってやれ」
恋「はい…。総司…」
恋は土方に支えられ沖田の側に行った。
沖田は布団に寝かされ藤堂に連れて来られた山崎に治療されていた。
総司「ハァ…ハァ…ハァ…恋…どこ…?」
沖田は熱のせいで目がくらみ恋のことが見えていなかった。
恋「ここにいるよ」
恋はそっと沖田の手を握った。すると
沖田は恋だけ聞こえるように
総司「恋…僕は…君が…好きだよ…。
でも…土方さんが…恋のこと好きだから…諦めようとした。でも…諦められないよ…諦めようとすれば…するほど…君への愛しさが…溢れて…止まらなくて…」
と自分が隠し続けていた思いを伝えた。
恋「総司…」
恋がつぶやくと恋を支えていた土方が
歳三「総司 オレが恋のことを諦めてやる
だからお前が幸せにしてやれ」
と言った。
総司「土方さん…」
恋「総司 私も総司が好きだよ。これからは2人で生きて行こう」
歳三「そうだぞ?やっと思いを伝えられたんだ。今は寝て元気になれ」
恋と土方がそう言うと沖田は安心したのかそのまま寝息を立て始めた。

