局長 近藤の部屋
敬介「公正なお裁きを頂きたい」
山南は落ち着いていた。
歳三「総長 山南敬介 隊規違反の罪により切腹を申し付ける!!」
土方は言い放った。
敬介「切腹のご命令有り難き仕合わせにございます」
山南は丁寧に言った。それを聞いた近藤は涙ぐみながら
勇「即刻切腹せよ」
と言った。
敬助「では部屋に向かいます。すまないね 土方君 君にはもう少し憎まれ役を続けてもらうよ」
歳三「山南さん…」
敬介「最後に…一つだけわがままを聞いてくれないかい?」
土方の目を見て山南は言った。
歳三「なんだ?」
敬助「一目でいい。明里に会いたいんだ」
山南は目をふせて言った。
明里とは山南が愛していた島原の女の
事だった。
歳三「分かった。恋 島原に行って明里という女を」
敬介「いけない。 恋さんは近藤さんの妹君 そんな方に行ってもらうのは」
土方の言葉の途中で山南は反対した。
しかし
恋「大丈夫です。今までも何度か行っていますから」
恋はこう言った。
敬介「しかし…」
山南はなおも不安そうだ。
歳三「じゃあ新八と左之助に行ってもらおう。あいつらならいいだろう?」
土方はこう提案した。
敬介「ああ」
山南はようやく賛同した。
恋「じゃあお二人に頼んできますね」
恋はそう言って部屋を出た。
敬介「公正なお裁きを頂きたい」
山南は落ち着いていた。
歳三「総長 山南敬介 隊規違反の罪により切腹を申し付ける!!」
土方は言い放った。
敬介「切腹のご命令有り難き仕合わせにございます」
山南は丁寧に言った。それを聞いた近藤は涙ぐみながら
勇「即刻切腹せよ」
と言った。
敬助「では部屋に向かいます。すまないね 土方君 君にはもう少し憎まれ役を続けてもらうよ」
歳三「山南さん…」
敬介「最後に…一つだけわがままを聞いてくれないかい?」
土方の目を見て山南は言った。
歳三「なんだ?」
敬助「一目でいい。明里に会いたいんだ」
山南は目をふせて言った。
明里とは山南が愛していた島原の女の
事だった。
歳三「分かった。恋 島原に行って明里という女を」
敬介「いけない。 恋さんは近藤さんの妹君 そんな方に行ってもらうのは」
土方の言葉の途中で山南は反対した。
しかし
恋「大丈夫です。今までも何度か行っていますから」
恋はこう言った。
敬介「しかし…」
山南はなおも不安そうだ。
歳三「じゃあ新八と左之助に行ってもらおう。あいつらならいいだろう?」
土方はこう提案した。
敬介「ああ」
山南はようやく賛同した。
恋「じゃあお二人に頼んできますね」
恋はそう言って部屋を出た。

