狼との恋

沖田の部屋
恋「やるんだ!祇園祭!」
恋が嬉しそうに言う。
平助「ああ。町の連中が言ってた」
新八「しっかし血生臭ェ直後によくやるよなァ!たくましいぜ 京の連中はよォ」
その言葉に沖田が笑う。
総司「アッハハハ。 事件の当事者が言える言葉でもありませんけどね」
新八「今年は追加で花火もちょっと上げるらしーしよ」
平助「なんでも池田屋での閃光弾?アレ見た奴結構いたみたいでさ」
新八「あれ助かったぜー!!上げたの山崎だろう?」
平助「わかんねぇ~」
左之助「 お前は吉田に額斬られてたんだからそりゃ知らんだろうな。よっしゃ!!ココは昔みてぇに屋根の上で酒でもやりながらのーんびり」
歳三「そいつぁ駄目だ」
みんな「うわ!!」
急に入ってきた土方にみんな驚いた。
左之助・新八・平助「え 何!?何がダメ!!?」
歳三「屋根に登るのが駄目だっつってんだ」
左之助・新八・平助「エ~〜~なんでェ〜〜~」
三馬鹿がきれいに揃う。
左之助「試衛館(しえいかん)(近藤が切り盛りしてた道場 新選組の幹部が出会った場所)居た時祭りの度よくやってたじゃねーーか!!」
原田が嘆く。
歳三「あ〜うるせェ。いい加減 歳相応の
言動をしろ 左之助」
土方は呆れながら言った。
そこに沖田が入る。
総司「あれ?僕昔見たことあるんですけど道場より高い屋根に上って遠くの花火を眺めて満足気に大きい声で歌ってましたよね?土方さ」
歳三「いつの話だ 総司!」
土方は顔を赤くしながら怒鳴ったが気をとりなおし
歳三「大体な 祭りだなんだではしゃいでる場合じゃねぇんだよ 倒幕派の連中相当ブッタ斬ってんだ 長州やそこいらが黙ってるハズがねぇ 下手すりゃ屯所に奇襲かけてくるかもしんねぇんだぞ」
こう言った。そのとき