狼との恋

ドゴッ
総司「ぐぅ！」
すぐに反撃され突き飛ばされてしまった
のだ。
恋「総司！」
新八「ダメだ 恋！あいつには勝てねぇ。
戦うな！」
近寄ろうとした恋を永倉が止めた。
恋「でも！」
新八「大丈夫。総司はまだ生きてるし戦える」
永倉はそう言った。たしかに沖田は自力で立ち上がり戦おうとしていた。
総司「…まだ生きてますよ」
また戦闘が始まった。しばらくして
ドッ ドン！
総司「ぐっっ！！？」
吉田の腕を刺した沖田は空いた胸を蹴られた。
総司「ゴ…ホッ！！コホッコホッケホッ
」
ブシュ
吉田が沖田の刀を腕から引き抜いた。
総司「ゴホッコホッゴホッケホ ケホ ケホッ(こんな時に…)ゴホッ………グ……
フッゲホォ！」
沖田は自分の手についた血を見て死を感じた。それと共に終わりを見た。
沖田が動けずにいたとき
ダン！
総司「カハ！」
吉田が沖田を床に叩きつけた。
そして胸を力強く踏み始めた。
肋骨を折る気なのだ。
総司「ゴホッゴホッ ぐっ……うっ」
メキ…
沖田の甲冑からイヤな音が響き始めた。
総司「ゴホッゴホッケホッケホッ」
バキン！
沖田の甲冑が割れた。
総司「ガハァ！」
沖田の口からさっきより大量の血が
吐かれた。
恋「総司～～～！」
恋は沖田の元へ走り吉田を斬りつけた。
稔麿「ぐ！」
作戦は成功。沖田から吉田が離れた。
そのすきに恋は沖田のそばへ寄り離れた場所で見ていた永倉も沖田のそばに駆け寄った。
総司「…れ…恋…」
恋「何も言わなくていいよ。あいつは私が倒す！」
恋は吉田に向き直った。
恋「もう…誰も傷つけさせない！」