狼との恋

新八「大丈夫 大丈夫だ 平助 すぐ山崎が来てくれっからよ あいつこういうのパパッと治せる腕になったんだ ちょっと荒っぽいけど…よ…」
永倉は藤堂を不安にさせないよう明るく言ったが最後のほうは堪えきれずに嗚咽も混じってしまった。
平助「新八っつぁん…目から…鼻水出てっぞ…」
新八「これはな…俺の能力なんだよ」
左之助「お前…さっきからボタボタ汚ぇな…」
3人は泣きながら笑っていた。
平助「ヒューッ……」
藤堂の目が閉じられやがて呼吸も止まった、死んだのだ。
だがその顔は僅かに微笑んでいるように
思えた。
そんな藤堂の遺体を永倉と原田は抱きしめ2人で大泣きした。