何気ない日常のある日、私はいつも通りの放課後、家に向かっていた。 私の家は学校から片道40分という結構長い時間を掛けて歩くところにあった。 電車や自転車を使う方法もあったけど、太らないため、という何とも単純な理由で歩くことに決めた。 今ではこの選択が私にとってとても幸運な運命をもたらしてくれたのは間違いない。 この時の自分には感謝してもしきれない。