Cats*Girl

「敦也くん、おはよう…?」


部屋に入ってきた敦也くんの顔はすごく悲しそうで。


なんでそんな顔をしているのかなんとなく感づいてしまった。


『私は克也の父の…。』


克也の父


じゃあ、敦也くんのお父さんって誰?


『克也と敦也くんのお弁当…。』

     ・・
なんで敦也くん?


すべてを聞かなくてもわかった。


私は鈍感じゃないし。


「敦也くん、おはよう!」


でも私はあえて触れないことにした。


真実から目を背けた。


もし自分が臆病者だと言われても。


私には重すぎる。


「…!
莉々菜ちゃん、おはよう。」


私の入っていい話じゃないから。