「敦也くんなに食べる?」


私はキッチンに立って言う。


「うーん。
オムライスとか?」


「ふっ。」


私は思わず吹き出しそうになった。


「…莉々菜ちゃんなに?」


ちょっとムッとした顔で聞いてくる敦也くん。


「だって、敦也くんかっこいよくて大人っぽい顔してるのに、オムライスなんて言うんだもん!」


いやぁ!


声に出すとますます面白い!!


「ふっ。
あはははははは!!」


私はお腹を抱えて笑いだす。


敦也くんはプイッとそっぽを向いてしまった。


「…莉々菜ちゃん、お腹空いたから早く。」


敦也くんが冷たくいい放ったので咳払いをして料理を始めた。