「…。」


本当に俺は馬鹿だ。


でもしょうがねぇか。


好きだから。


でも、謝らなきゃまずいよなぁ。


…敦也ぜってぇ狙ってるし。


家、帰るか。


そう思って歩き出したとき。


携帯が鳴った。


「…誰だよ…。」


メールを開くと敦也からだった。


「マジかよ…。」


アイツ、俺のこと嫌いだからな…。


俺は走って家に向かった。


【克也って莉々菜ちゃんのこと好きなんでしょ？


俺莉々菜ちゃんのこと好きになっちゃったからくれぐれも邪魔しないでよ？


今から二人っきりだから邪魔ものはこないでね。】