「門で待ってるって伝えたからすぐ来ると思う。」 「そっか。」 「凛ちゃん寒くない?大丈夫?」 いまはもう11月中旬。 日の落ちるのも早くなって、少し肌寒くなってきた頃。 まだ中間服のあたしを見て颯太君は心配してくれたんだね。 「大丈夫だよ?中に着込んでるから(笑)」 寒くないように制服の下にいつもTシャツ着るようにしてる。 だから、そんなに寒くは感じなかった。