いじわるハルくん。


あたしの前を歩くハルくんのもう片方の手には、ハルくんの鞄とあたしの鞄があった。




「ハルくーん...?」




後ろから囁く。




「ハールくーん!」




無視。ガン無視ですか。
ハルくん。




はぁ...



そのまましょうがなく何も話さずただハルくんについていった。




「ついた。入って。」




目に入ってきたのはハルくんの家だった。




「う、うん...」




なんかハルくん敬語じゃなくなってるし、

いや、そもそも敬語なのはおかしかったんだけど、でもあきらか怒ってる感じで怖い。



いつものハルくんじゃないよー!!