少し緊張を感じながらチャイムを押す。 「はい。」 そう言って出てきたハルくんはもう部屋着で、ドキッとした。 「智恵?」 「ハルくん、来ちゃった!」 そう言って手袋を着けてる両手をパーにしておどけてみせた。 「とりあえず、入ってください。」 ハルくんは呆れた声で部屋に入れてくれた。