妖に求められし姫


…………

頼希「水野、少し話がある。今時間大丈夫か?」

綾「はい。大丈夫ですよ。」

夏華「綾、いいの?」

綾「うん。夏華は先帰ってて。」

夏華「…うん。わかった。」




綾「話ってなんですか?」

頼希「…お前、自分で妖払えるようになったのか?」

綾「いきなりなんですか?別に私が妖を払えるようが、払えまいが烏野先生には関係ありませんよね?」

頼希「…お前じゃなければ確かに関係ないかもな。だがな、綾。お前は、俺たち妖にとっては重要な存在なんだよ。」