妖に求められし姫

ヒョイッ。

(うわー、広いお屋敷…。あ、人がいる。綺麗な人…)

⁇「…綾?」

綾「え…?なんで私の名前…」

⁇「忘れたのか?まあ、綾も小さかったしな。頼希だよ。ちっちゃい頃によく遊んだだろ?それにしても…綾、お前自分で妖払えるようになったのか?」

綾「頼希…?それに妖って。貴方見えるの?」

頼希「本当に忘れたんだな。ああ、見えるよ。…ほら、この花やる。」

綾「あ、ありがとう。じゃあさよなら。」