妖に求められし姫

夏華「綾様にこれ以上手を出すような真似をなされば、いくら頼希様であれ許すわけには参りません。」

頼希「っ!松岡‼︎なぜ…」

夏華「なぜ?…全ては我が主人のため。それ以上でもそれ以下でもありません。」

久斗「頼希様、今日の所は帰りましょう。これ以上、この方々を説得できるとは思えません。」

孝「久斗の言う通りです。いくら頼希様が伝説の姫を欲していようとも…姫様が拒めば意味はありません。」