妖に求められし姫



頼希「おい、そこの陰陽師。おまえ、何もんだ?」

玲「…その前に、そちらの素性をあかすのが常識というものでは?」

⁇1「貴様っ…!」

頼希「栄樹、辞めろ。その男の言う通りだしな。…俺は烏野一族当主、烏野頼希だ。んで、さっきからずっとお前らにつかかってる奴らと、そこで黙ってる奴らは俺の部下だ。陰陽師なら烏野一族、八武勇くらい聞いたことあるだろ?」

蓮斗「…はあ。だそうですよ。頭領。」

玲「あちらが素性をあかしたのですから、こちらも明かさねばなりませんね。」

綾「…ええ。」

栄樹「なにごちゃごちゃ言ってんだ?けっきょく何者なんだよ?」


綾「……私は代々陰陽師を束ねし水野一族頭領、水野 綾。そして、そこにいる4人の者達は、私の側近。水野一族、四天王といえば妖といえども聞いたことがあるのでは?」