妖に求められし姫

悠「では、里はどうなさるのですか?今でさえ妖の襲撃を防ぐ事が精一杯。これからさらに、妖の襲撃が増加するとなると…。」


玲「…恐れながら、悠の言う通りかと。どうなさるおつもりで?」

綾「……ここで妖と、派手に戦う。そうすれば、ここに私がいることが日本中の妖に知れ渡るでしょ?」

夏華「⁉︎綾様、それでは、烏野一族に正体を明らかにするのと同じではありませんか‼︎」

蓮斗「…夏華、少し落ち着け。でもな、綾様、俺も夏華の言うとおりだと思う。」

綾「…自分の正体が明らかになることを恐れて、里の者達を見殺しにしろと?」