妖に求められし姫



玲「…それで綾様、妖についてというのは?」

綾「うん…。皆はさ、伝説の姫って知ってる?」

玲「伝説の姫ですか?それはもちろん。」

悠「200年に一度生まれると言われる姫ですよね。」

蓮斗「伝説の姫を妖が娶ると一族が繁栄するといわれる…。でもそれがどうかしたのですか?」

綾「その伝説の姫がね、私なんだって知ってた?」

玲「⁉︎それは本当なのですか?」

蓮斗「頭領が伝説の姫ってことは、誰かから教えてもらったのか?」

悠「…そういえば、この屋敷の隣に妖が住んでいるとの情報がありましたね。」