妖に求められし姫



夏華「綾様、よろしかったのですか?」

綾「うん。いいの。もともと今日は、玲達と話し合わなきゃいけないし。そんなとこに居られても、こっちが困るだけだし。」

夏華「…わかりました。」

夏華が返事をした時だった。

シュタッ シュタッ シュタッ

⁇「これはこれは、頭領自らお出迎えとは…。」

⁇「綾様、お久しぶりでございます。」

⁇「お元気そうで何よりです。」


綾「玲、悠、蓮斗。久しぶり、皆も元気そうで良かった。里は異常ない?」

玲「…それが。今月に入り、ますます妖からの攻撃が多くなりました。」

綾「そう…。怪我人なども出ているのでしょう?」

玲「はい。幸いな事に、今のところ、怪我人だけで死者はでておりません。」