綾「私が妖にとって重要な存在?」

頼希「ああ。お前は200年に一度生まれると言われる"伝説の姫"だ。」

綾「伝説の姫?」

頼希「妖が、伝説の姫の血を飲めば病やけがが治り、寿命が延びると言われている。そして、伝説の姫の肉を食えば、永遠の命が、嫁にとれば、一族の繁栄がもたらされる。」

綾「…まさか、そんな訳…。」

頼希「信じられねぇのもわかる。けど、これは本当のことだ。…だから俺はお前を迎えに来た。お前が他の妖のものになる前にな。」

綾「は?私を迎えに来たって…。」

頼希「子供の時に約束しただろ?絶対に迎えに行くと。だから迎えに来た。」