少年は、泣きませんでした。
少年は、ただただ、怨みました。

“どうして?
お父さんが、何をしたの?”

少年は、この世の全てを怨みました。
この世の全てを、呪いました。

“僕を、お父さんを受け入れてくれない世界なんて…
大嫌いだ!”