先生は私達の事情を知ってるみたいだった。






「じゃあ、3時間目が俺の授業だからその時に挨拶してくれ。小峰、教室まで連れて行ってやれ」






「はい……って、ええ!?」






「何だ、どうした?」






「わ、私と慶人って同じクラスなんですかぁ!?」






「そうだよ」







先生に聞いたのに、答えたのは慶人だった。






もう、ほんっと最悪…。






慶人ぜったいモテちゃうし……。






最悪なんて思ってるのは周りの女子に嫉妬しちゃうから。






そう思ったけど、教室に案内した。





私と慶人は2年C組。