私達のお昼ご飯は、中庭で食べるのが日課。 理由は、遊佐が太陽の光を浴びるのが好きだから。 「あー!!!」 遊佐の大声に身体がビクッと反応した。 『ど、どうしたの?』 「…お弁当忘れた…」 『…ふふっ…あははははっ』 遊佐らしい、と思って、つい笑ってしまった。 「もー! 笑ってないで、食堂まで付いて来て!!!」 『はいはい、ふふっ』 2人で手を繋いで、笑いながら歩いて行く。 ずっと、こんな日が続くと思ってた。 でも、変わるのは一瞬。 少しの事で、日常は非日常に変わる。