そして、大学卒業した俺たちは、璃子の心友たちをよんで結婚式をあげた。


「新郎、高山廉。あなたは、新婦、笹本璃子を生涯愛することを誓いますか?」
「はい。誓います」
「新婦、笹本璃子。あなたは、新郎、高山廉を生涯愛することを誓いますか?」
「はい。誓います」
「それでは、誓いのキスを」


(私たちは、二人とも一目惚れをして付き合うことになって、忘れもしない初めてのキス。あたしは、廉を世界で一番愛してる。)
(俺は、璃子を世界で一番愛してる。)





――― そして、あたしたちは、今までで一番幸せなキスをした。



【END】