「.....そっ?とにかく!明日は大学の見学じゃん!そんな顔してたらいいことも逃げてっちゃうよ!まずは明日大学みて気合い注入して、もうひと頑張り勉強がんばろ!」



皐月はニッコリ笑ってそういった




「ぷっ!なに、気合い注入!って」





俺が笑ってそういうと



「え?だって、志望校みるとさ、よーし!この学校入るために頑張るぞぉー!ってなるじゃん?」




皐月はニッコリ笑ってそういった




「そうだな!皐月っておもしれーやつ」



そうだよな、美緒のバイトも明日で終わりだし、あの男と会うのももうそうそうないだろうし!気にしてたってしょうがない!勉強に集中しなきゃな!




「えー?私なんか面白いこといったー?」





皐月はなんで面白いと言われたかわからないのか不服そうだが、笑顔だ




「あ、龍樹ー!遅いぞ、帰るぞー!」




龍が二宮と塾の入口で待っていた。





「あ、わりぃ。今行く!じゃ、皐月!明日な!おやすみ!」




俺はそういって皐月と別れた