教室へと続く階段をのぼっていると
「茉宏!!やっときた。休むんじゃないか心配だったよー。」
そういって茶色い長い髪なびかせ階段を降りてくる親友の ゆうな
今日から高校三年生のあたし達は新クラスってのもあり新一年生と初めての対面だからみんな、特に女子は気合が入っている
ゆうなも今日は少し化粧が濃い
「おはよーゆうな。化粧気合い入ってんね」
「まあそれなりにね。ってちょっ!茉宏化粧薄っ!!!!早く化粧しないと始業式始まっちゃうよ!」
寝坊したあたしはファンデと眉毛を描いただけ。
「わ、わかった。」
3年ってのもあってナチュラルメイクになったあたしはそれほど時間もかからなかった
それからというもの女子トイレで必死に顔を完成させてチャイムがなるまでゆうなと喋っていた

